Hokule'a が伝えてくれたALOHAの心
2007年1月にハワイを出発した古代遠洋航海カヌー「ホクレア」。
GPS等の航海機器やエンジンも無く、星や自然のサインで方位を読み取るスターナビゲーションとセイルに受ける風を動力にして日本を目指しました。途中ミクロネシアを経由して沖縄に入り、九州、宮島、広島、宇和島を経て横浜へやって来たのが6月9日。13000キロの旅でした。
(左:七里ヶ浜にやって来たホクレア)
彼らの航海の目的はスターナビゲーションの師であるサタワル島のマウ・ピアイルグにカヌーをプレゼントし、ハワイへ移民した日本人の故郷に感謝の心を届ける事でした。そしてハワイの潜水艦事故で亡くなった方の遺族に哀悼の心を届ける旅でもありました。
日本を航海して海から地上を見てその美しさに心を奪われたそうです。そして何よりも古い文化を大切にして自然と共に生きている様は彼らにとっては感動だったそうです。
「本当のアロハ・スピリッツは日本にあった!」
ホクレアのリーダー、ナイノア・トンプソンは記者会見で熱く語りました。
ALOHAは5つの単語の頭文字を集めた造語。「優しさ、調和、思いやり、謙虚さ、忍耐」どれもが私達日本人には心に響く言葉です。そして日常気をつけていることでもあります。
ホクレアのクルー達と過ごす内に彼らが熱く日本の素晴らしさを語ってくれました。
アメリカ文化に憧れ、日本文化の良さに気付かないでいた私達に彼らは教えてくれた気がします。
改めて日本の素晴らしさに気付くと日本は世界には二つと無い素晴らしい文化を持っているという確信に変わりました。
最近メディアでも日本の良さの再発見する番組が増えていますが日本の心は本当に素晴らしいと思います。
ハワイの人達が大切にしているALOHAスピリッツに日本の和の心が加わったら、きっと素晴らしい未来への道が開けるのでは?
そんな思いから生まれたのが「WALOHA」なんです。始めは冗談だったのですがだんだんその言葉の持つメッセージを感じ、アースデイ湘南から発信する環境用語になりました。
ハワイで挨拶に使う手のサイン〜手の親指と小指を開いた形にしたのはぎゅっと握ってないで少しルーズに行こうという意味がありますが、両手での小指を合わせるとなんと「W」の形に!これがWALOHAのサインです。「ワローハ!」と言いながらてのサインをすると不思議なことに笑顔がこぼれます。
この笑顔でみんなが繋がって、心と心が通えばきっと世界が優しい気持ちで包まれ平和な未来への扉が開くはずです。
アースデイ湘南は「WALOHA」を未来へ繋がる環境用語として広めていきます。